用語 · 文学
枕草子(まくらのそうし)
清少納言が記した平安時代の随筆。一条天皇の中宮定子に仕えた日々の見聞や自然観察を「をかし」の美意識で綴り、日本三大随筆のひとつに数えられる古典の名作。
- 著者
- 清少納言
- 成立
- 平安時代中期(1001年頃にほぼ完成とされる)
- ジャンル
- 随筆

作品の特徴
「春はあけぼの」で知られる随筆で、内容は類聚的章段・日記的章段・随筆的章段の三つに大別されます。
清少納言が一条天皇の中宮定子に仕えた期間の宮廷生活を背景に、四季の移ろいや人や物への鋭い観察を「をかし」と称される明るい美意識で描き出しました。
京都との関わり
舞台は平安京の宮中で、定子のいた後宮を中心に、貴族たちの言動や行事が生き生きと記されています。
清少納言が仕えた中宮定子のサロンは華やかな文化の場であり、同時代に源氏物語を著した紫式部とともに、平安京の宮廷文学を代表する存在として並び称されます。