用語 · 文学

源氏物語げんじものがたり

紫式部が11世紀初頭に著した長編物語。光源氏を主人公に、平安貴族の恋愛や栄華、無常を描く世界最古級の長編小説で、平安京の宮廷文化を映す古典の最高峰。

著者
紫式部
成立
平安時代中期(11世紀初頭、1008年頃には存在が確認される)
ジャンル
物語(長編小説)
京都御所(源氏物語にゆかりのスポット)
京都御所(源氏物語にゆかりのスポット)

あらすじと舞台

桐壺帝の皇子として生まれながら臣籍に降った光源氏を中心に、多彩な女性たちとの恋と権勢、晩年の苦悩、子の世代へと続く宇治十帖までを描く全54帖の物語です。

物語の主舞台は平安京の宮廷と貴族の邸宅で、当時の年中行事や信仰、貴族社会の機微が精緻に描かれています。

京都に残るゆかりの地

御所東の廬山寺の地は、紫式部の曾祖父藤原兼輔が築いた邸宅跡とされ、紫式部がここで『源氏物語』を執筆したと伝わります。境内には源氏庭が整えられています。

また嵯峨野の野宮神社は「賢木(さかき)」の巻の舞台で、光源氏と六条御息所が別れを惜しむ場として描かれ、黒木鳥居と小柴垣が往時をしのばせます。

源氏物語にゆかりのある京都のスポット

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