用語 · 和菓子
八ツ橋(やつはし)
米粉・砂糖・ニッキ(肉桂)を混ぜて蒸した生地を薄く伸ばし、堅く焼き上げた京都を代表する干菓子。湾曲した独特の形をもつ。名の由来には箏曲の祖・八橋検校説や伊勢物語の三河国八橋説などがある。
- 分類
- 焼き菓子(堅焼き煎餅の一種)
- 主材料
- 米粉・砂糖・ニッキ(肉桂)
- 名の由来
- 八橋検校説/伊勢物語・三河国八橋説など諸説
八ツ橋とは
八ツ橋は、米粉に砂糖とニッキ(肉桂、シナモン)を加えて蒸した生地を薄く伸ばし、堅く焼き上げた干菓子である。表面はかすかに反り返った独特の形をしており、香ばしさとニッキの香りが特徴。京都を代表する土産菓子のひとつとして広く親しまれている。
発祥の年代は判然としないが、元禄年間(17世紀末)に原型が作られたとする伝承が多く、現在に近い形になったのは享保年間とされる。
名前の由来
名の由来には複数の説がある。一つは近世箏曲の祖と称えられる八橋検校をしのび、箏の形を模した干菓子を「八ツ橋」と名付けたという説。もう一つは『伊勢物語』に登場する三河国八橋の板橋に形が似ていることにちなむという説である。
いずれの説も古くから語り継がれており、堅焼きの八ツ橋とは別に、焼かずに切った「生八ツ橋」やあんを包んだものが後に派生し、現在では幅広い形態で親しまれている。