用語 · 和菓子

落雁らくがん

米や豆などの澱粉質の粉に砂糖や水飴を混ぜ、木型に押して固め乾燥させた干菓子。「打ちもの」の一種で、茶席や仏事の供物として用いられる。室町時代に中国から伝わったとされる。

分類
干菓子(打ちもの)
主材料
米・豆などの粉と砂糖・水飴
用途
茶席菓子・仏事の供物

落雁とは

落雁は、米や豆、栗などから作った澱粉質の粉に砂糖や水飴を混ぜ、必要に応じて着色し、木型に押して固めて乾燥させた干菓子である。型で打って成形することから「打ちもの」と呼ばれる種類に属する。

口に含むとほろりと崩れる繊細な菓子で、茶の湯では薄茶に添える定番の干菓子として用いられるほか、仏事の供物としてもよく使われる。

由来と歴史

落雁のルーツは中央アジア方面にあるとされ、中国を経て室町時代に日本へ伝わったといわれる。名の由来には、明の菓子「軟落甘(なんらくかん)」から転じたとする説や、形が近江八景の「堅田の落雁」になぞらえられたとする説などがある。

当初は竹筒を用いて作られたが、木型が用いられるようになるのは江戸時代の明和年間(18世紀後半)ごろとされ、以後さまざまな意匠の木型が作られて季節や慶弔を映す菓子へと発展した。

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