用語 · 文学
平家物語(へいけものがたり)
鎌倉時代前半に成立した作者未詳の軍記物語。平家一門の栄華と滅亡を「諸行無常」の調べで描き、琵琶法師の語りによって広く伝えられた中世文学の代表作。
- 作者
- 未詳(信濃前司行長らの説がある)
- 成立
- 鎌倉時代前半(13世紀前半頃)
- ジャンル
- 軍記物語

あらすじ
「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり」で始まり、平清盛を中心とした平家一門の権勢の絶頂から、源平の争乱を経て壇ノ浦に滅びるまでを描きます。
盲目の琵琶法師たちが平曲として弾き語り、文字を超えて全国に広まったことで、無常観に貫かれた物語は人々に深く浸透しました。
京都に残る平家ゆかりの地
嵯峨野の祇王寺は、清盛の寵愛を受けた白拍子の祇王が、心変わりにより都を追われて母・妹とともに出家・入寺した悲恋の尼寺として『平家物語』に登場します。
また六波羅は平家一門の邸宅が集まった本拠地で、近くの六波羅蜜寺には清盛ゆかりの遺品や伝承が伝わります。