用語 · 和菓子
阿闍梨餅(あじゃりもち)
京菓子司「満月」が製造する半生菓子で、同社の登録商標。餅粉などを練った生地に丹波大納言小豆の粒あんを包んで焼く。中央が盛り上がった形は、比叡山で修行する阿闍梨の網代笠に着想したと伝わる。
- 分類
- 半生菓子
- 製造元・商標
- 京菓子司「満月」の登録商標
- 名の由来
- 天台・真言の僧位「阿闍梨」にちなむ
阿闍梨餅とは
阿闍梨餅は、京菓子司「満月」が製造する半生菓子で、同社の登録商標である。餅粉を基に砂糖や卵などを練り合わせた生地に、丹波大納言小豆の粒あんを包んで焼き上げる。しっとりとした皮とあっさりとした粒あんが調和した菓子である。
「満月」は江戸末期の安政三年(1856年)創業とされ、この阿闍梨餅は大正期に考案されたと伝わる。
名と形の由来
「阿闍梨」とは高僧を意味する梵語に由来する語で、日本では天台・真言の僧位を表す。中央部が盛り上がった独特の形は、比叡山で千日回峰行を行う阿闍梨がかぶる網代笠に着想を得たものと伝わる。
厳しい修行のなかで餅を食べて飢えをしのいだという故事にちなむともいわれ、名と形の双方に比叡山の修行との結び付きが込められている。