用語 · 宗教用語
門跡(もんぜき)
皇族や公家が住職を務めた格式の高い寺院、またはその住職を指す。もとは仏法の正式な後継者を意味したが、後に皇室・摂家ゆかりの寺院そのものを表すようになった。
- 分類
- 寺院の格式・住職の称号
- 住職
- 皇族・公家の出身者

門跡とは
門跡とは、もともと仏教における師の法統を継ぐ正式な後継者を意味する語だった。鎌倉時代以降、皇族や公家が出家して住職を務める格式の高い寺院、またその住職そのものを指すようになった。
日本で最初に門跡と呼ばれたのは京都・仁和寺で、平安時代に宇多天皇が譲位後に出家して住したことに始まるとされる。門跡寺院は皇室や摂関家との結びつきが深く、寺格の高さを示す称号となった。
京都での例
京都には多くの門跡寺院がある。仁和寺は宇多天皇ゆかりの門跡寺院の代表格で、大覚寺は天皇や皇族が住職を務めた嵯峨の門跡寺院として知られる。青蓮院も古くからの門跡の一つに数えられる。
なお、すべての門跡に親王が入ったわけではなく、摂家や将軍家から住職を迎えた寺もあり、その格や由緒は寺ごとに異なる。門跡寺院は皇室との縁にちなむ宝物や雅やかな建築を伝えることが多い。