用語 · 宗教用語
弥勒菩薩(みろくぼさつ)
釈迦の入滅後、五十六億七千万年の後にこの世に現れて人々を救うとされる未来の仏。それまでは兜率天で修行中の菩薩とされる。京都・広隆寺の半跏思惟像が国宝として名高い。
- 別名
- 未来仏
- 居所
- 兜率天(とそつてん)

弥勒菩薩とは
弥勒菩薩は、釈迦が入滅してから五十六億七千万年の後にこの世に現れ、悟りを開いて人々を救うとされる未来の仏である。それまでは天界の兜率天で修行を続ける菩薩とされ、未来仏とも呼ばれる。
この「五十六億七千万年」という途方もない年数は、兜率天での寿命や時間の流れをもとに計算されたものと伝わる。釈迦の救いにもれた人々を、はるかな未来に救う存在として信仰されてきた。
半跏思惟像と京都での例
弥勒菩薩は、椅子に腰かけて片足をもう一方の膝にのせ、片手を頬に添えて思索にふける「半跏思惟(はんかしゆい)」の姿で表されることがある。これは人々をどう救うかを思いめぐらす姿と伝えられる。
京都の広隆寺に伝わる弥勒菩薩半跏思惟像(宝冠弥勒)は、その代表として国宝に指定され、穏やかな表情と流麗な姿で広く知られる。同寺は秦氏ゆかりの京都最古級の寺院とされる。