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五重塔(ごじゅうのとう)
屋根が五層に重なる仏塔。釈迦の遺骨を祀った古代インドのストゥーパを起源とし、中国で楼閣建築と結びついて高層化したとされる。塔の中心を貫く心柱や、頂部の相輪が特徴。
- 起源
- 古代インドのストゥーパ(仏舎利を祀る塔)
- 特徴
- 心柱・相輪

五重塔とは
五重塔は、屋根が五つの層に重なって建つ仏塔である。仏塔は、釈迦の遺骨である仏舎利を祀るため古代インドで造られたストゥーパに起源を持つとされる。インドでは半球形だったものが、中国に伝わると楼閣建築の様式を取り入れて高層化したと伝わる。
ストゥーパ頂部の傘蓋(さんがい)が、日本の塔の先端にある相輪の起源になったともいわれる。五重塔は寺院の伽藍を構成する重要な建物の一つである。
構造と京都の塔
五重塔の中心には心柱が立ち、その下や付近に仏舎利を納める例が知られる。下から地・水・火・風・空の五大を表すなど、仏教的な宇宙観を込めて解釈されることもある。
京都には著名な五重塔が多く、東寺の五重塔は木造塔として日本最高の高さで知られる。醍醐寺の五重塔は京都に現存する古い塔として名高い。法観寺の塔は「八坂の塔」の名で東山の景観に親しまれている。