銀閣寺・哲学の道・南禅寺コース
まずは銀閣寺道から哲学の道沿いに歩きましょう。 西田幾多郎や田辺元など京都学派の哲学者たちが語り合い、そぞろ歩いたことからこの名前がついたと言われています。西田や田辺の哲学ってどんなだったか、って疑問に思いませんか?京都の本見てみてください 今は沢山の観光客がいますが銀閣寺や南禅寺から少し外れると、今でもその雰囲気を感じられるところです。満開の桜の季節はもちろん、初夏にはホタルも見られ、四季折々の花が咲く、独特のエリアです。 銀閣寺を拝観したあとは少し南の法然院にも立ち寄りましょう。普段は庭園や堂宇は非公開でイベント性はないのですが、苔むす茅葺きの山門と石段、谷崎潤一郎、内藤湖南、九鬼周造らのお墓のある鬱蒼とした木立の雰囲気はオススメです。 安楽寺や永観堂を経由して南禅寺までは3km位です。桜の季節は南禅寺の南、インクラインに立ち寄るのを忘れずに。今は使われていない軌道を桜のトンネルが出来ます。 寄り道:南禅寺で切り上げるのも有りですが、時間と体力があるなら南禅寺から無隣庵を経て平安神宮、金戒光明寺、真如堂へ向かうのもおすすめです。 また無鄰菴は山県有朋の別邸で、植治の作った水と芝の美しい庭がオススメです。 平安神宮界隈の岡崎は明治時代に整備されたエリアで、疎水沿いの桜が季節には満開になり、平安神宮の大鳥居、東山と相俟って非常に京都らしい雰囲気が味わえます。 金戒光明寺から真如堂は墓地でつながっています。桜の季節は満開の桜と丘の斜面の墓地で、独特のリズムがあります。紅葉の季節は真如堂の三重塔と紅葉の対比も見事です。 また、南禅寺から水路を通って日向大神宮に行くことも出来ます。 日向大神宮は少し離れていて寂しい場所にあるせいもあって、シーズンでも人がほとんどいない穴場的な場所。人いなさすぎて一人ではちょっとこわいけどおすすめです。