金閣寺・龍安寺エリアのおすすめ散策コース

金閣寺・龍安寺エリアのおすすめ散策コース

金閣寺・龍安寺エリアのおすすめ散策コースの解説

このコースでまわれるところ

金閣寺(鹿苑寺) | 等持院 | 龍安寺 | 仁和寺 | 妙心寺 |  北野天満宮

このエリアの散策マップはこちら

コースについて

左大文字山の麓には金閣寺があります。ここから西へ山麓に沿て続く道を「きぬかけの路」といいます。道の名称はわりと最近(といっても90年代)つけられたのですが、宇多天皇が夏なのに雪がみたいといって衣笠山に白い絹をかけたという故事にちなんでいます。この散策のメインルートは、金閣寺とその周辺の衣笠地区からと、きぬかけの道、そこからさらに花園駅のある花園地区にいたるまでです。各スポットの詳細はリンクをご覧ください。

竜安寺の石庭は世界的に有名ですがこの散策コースのお寺はいずれも庭園が見事です。お庭歩きだけでも結構疲れるので、等持院と妙心寺をショートカットして約2時間コースにまとめたものも合わせてご紹介します。

散策コースは金閣寺(鹿苑寺)からスタートします。金閣寺から下り坂になるのと、バスや車のアクセスが最もしやすいことが理由で、終点から金閣寺に向かう逆回りのコースもできないことはありませんがあまりおすすめはしません。金閣寺へは、市バスで「金閣寺道」バス停からすぐ。電車の場合、北野天満宮の近くに北野白梅町駅という京福電車の駅がありますが、嵐山嵯峨の方面以外からのアクセスには使いにくいので注意が必要です。

金閣寺・龍安寺エリアのおすすめ散策コースの内容

1.金閣寺(鹿苑寺)からスタート!

「金閣」は、鹿苑寺の拝観コースでは比較的最初のほうに登場するので、その後の拝観を足早に歩いてっちゃったりする修学旅行生も多いですが西園寺家の庭園の面影を残した池「安民沢(あんみんたく)」や「竜門瀑(りゅうもんのたき)」の滝組、変わった意匠を多く取り入れた茶室「夕佳亭」など実は見どころがたくさんあるのでじっくり見学しましょう。

冬の金閣
冬の金閣
金閣寺の茶室
南天の床柱で有名な夕佳亭

等持院をパスして龍安寺へ向かう場合
金閣寺からバス59系統に乗って龍安寺前で下車して竜安寺へスキップ。もちろんてくてくきぬかけの路を歩いて行くのもアリです。

2.等持院

きぬかけの路なりに歩き、立命館大学の裏手あたりに等持院があります。

等持院
足利家の菩提寺で知られる等持院。

3.龍安寺

いわずもがな石庭が有名ですが、紅葉の季節は借景とする衣笠山と青い空のコントラスト、境内にたくさんある楓の紅葉が相まって特におすすめです。

竜安寺
龍安寺の石庭と桜
竜安寺
鏡容池

4.仁和寺

龍安寺からきぬかけの路なりに行くと徒然草で有名な仁和寺があります。

御室仁和寺
御室桜と塔
北庭
北庭。仁和寺御殿からの眺め

※妙心寺をパスして北野天満宮に向かう場合
京福の御室仁和寺駅から北野白梅町駅へ向かい、北野天満宮へスキップしてください。

5.妙心寺

仁和寺を出てきぬかけの路を渡り北へ進むと妙心寺の北門があります。妙心寺の敷地へはだいたい5分ほどで行けますが、境内自体が広大なうえに主要な伽藍は南側にあり、また一部のみが通年公開で普段非公開のところも多いのでだらっと回っていると時間ばかり食って大変なことになります。あらかじめ見て回りたいスポットは決めておいたほうがベター。

妙心寺
妙心寺
妙心寺退蔵院
通年公開されている退蔵院

6.北野天満宮

妙心寺を北門からでて京福妙心寺駅から電車に乗り北野白梅町駅へ。(京福電車のサイトはこちら)北野白梅町駅からは電車が進んできた東方向に大通りを渡って行くと北野天満宮があります。2〜3月にかけては梅の見どころ。また毎月25日には天神さんといわれる骨董市が開催されていて楽しいです。天神さんの日は夕方から本殿などのライトアップもあるので夕暮れにいっても楽しめます。

北野天満宮
北野天満宮の三光門。両脇の提灯に描かれた神門は菅原道真の好きな梅の花。

交通:市バス59,101,102,204,205,特207 「金閣寺道」下車徒歩1分。
距離:約4km(2時間)金閣寺から仁和寺まで徒歩
約7km( 3時間)妙心寺と等持院を含む徒歩

 

この散策コースの寄り道スポット

  • 釘抜地蔵

    釘抜地蔵
    心身の痛みを取り除くという釘抜地蔵