大覚寺(だいかくじ)

大覚寺

大覚寺の歴史と見どころ

正式には「旧嵯峨御所大本山大覚寺」と称し、平安時代初期に嵯峨天皇の離宮として建立されました。875(貞観18)年から寺に改められました。嵯峨天皇といえば歴代でもっとも書道がうまい「三筆」の一人に数えられる人物で、嵯峨天皇が浄書された般若心経が60年に1度だけ開封されるという「勅封」として奉安されており大覚寺は般若心経写経の根本道場としても知られています。ここから、現在も修行として写経や写仏が学べたり、立派な写経セットが販売されていたりします。この「勅封般若心経」の60年に一度の開封が平成30年にあり、寺ではいくつかの催しが予定されているようです。

心経宝塔(しんぎょうほうとう)
大沢池の近くにある「心経宝塔(しんぎょうほうとう)」

多くの時代劇の舞台として使われる「宸殿」

重要文化財である宸殿の「牡丹の間」には狩野山楽の「牡丹図」「紅梅図」があります。また、書院造りの正寝殿には狩野元信による墨絵山水の障壁画、狩野探幽の襖絵などがあります。寺内は堅牢で立派、そして派手さがあるのでドラマや映画の撮影地としてもよく使用されていますね。

大沢池は桜、蓮、紅葉の名所

また大覚寺は嵯峨天皇に始まったいけばな嵯峨御流の家元でもあります。だからということではないのかもしれませんが、東側にある大沢池周辺には桜や楓が300本以上、池には蓮が3000株も自生していて、池畔を散歩するのはとても気持ちが良いいです。

大沢池
大沢池から見る春の景色。桜と山の藤が美しい

大覚寺の詳細情報、アクセス、地図

住所:京都府京都市右京区嵯峨大沢町
電話番号:075-871-0071
公式サイト
拝観時間/営業時間:9:00-16:30
拝観料・料金:500円(写経は1000円)

バス

:市バス28番系統「大覚寺」、京都バス71,80,81番系統「大覚寺」下車すぐ

地図