天龍寺(てんりゅうじ)

天龍寺 紅葉

天龍寺の歴史と見どころ

臨済宗天龍寺派大本山。「霊亀山天龍資聖禅寺」というのが正式名称です。本尊は釈迦如来、脇士普賢菩薩・文殊菩薩。その歴史は嵯峨天皇の皇后橘嘉智子が営んだ壇林寺があったところに、嵯峨法王が亀山殿を造営したことから始まります。のちに孫の後醍醐天皇に伝領されましたが、その後荒廃していました。

今に続く天龍寺が成立したのは1339 年、足利尊氏が後醍醐天皇の菩提を弔うために勅願寺として建立。一時は京都五山一位という高い位にあり、境内には150以上の塔頭が建ち並ぶほど隆盛を極めましたが、応仁の乱を機に衰退しました。

大方丈
大方丈。一般参拝者でも腰掛けることができて、庭を眺めながら過ごすひとときが最高に気持ちいい

何度でも訪れたい天龍寺の庭園
天龍寺といえばとにかくお庭が有名ですね。

嵐山と亀山を借景にし、曹源池(そうげんち)や白砂、石組みを配した池泉回遊式庭園が見ものです。この庭園は開山を提案した夢想国師(夢窓疎石)の作庭といわれています。大きな池の背景に広がる雄大な自然をまるごと庭にしてしまう、ダイナミックかつ細かなところまで計算された美学を感じます。

嵐山なので特に紅葉の名所といわれますが個人的には5月〜6月くらいが好きです。

天龍寺庭園
嵐山を借景に
天龍寺庭園
四季の花が咲く

雲龍図
法堂の天井に描かれた雲龍図は圧巻の一言。毎月第三日曜の午後五時から座禅会が開かれていています。参加は無料なのでタイミングがあえば参加したいですね。

天龍寺の詳細情報、拝観時間、拝観料

住所:京都府京都市右京区嵯峨天竜寺芒ノ馬場町68
電話番号:075-881-1235
拝観時間/営業時間:8:00-17:30 11月~3月は午後5時まで
拝観料・料金:500円
公式サイト

天龍寺への行き方、地図

バス

:市バス 11,28番で「京福嵐山駅前」下車すぐ。京都バス61,62,63,71,72,80,87番で「 京福嵐山駅前」下車すぐ。

電車

:京福電鉄嵐山線 「嵐山」駅下車すぐ。 JR「嵯峨・嵐山」下車徒歩5分

地図

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