金閣寺(鹿苑寺)(きんかくじ・ろくおんじ)

冬の 金閣寺(鹿苑寺)

金閣寺の歴史と見どころ

修学旅行の定番といえば金閣寺と清水寺というほどメジャーな金閣寺。
寺の正式名称は鹿苑寺(ろくおんじ)ですが、
金閣があまりに有名なため金閣寺の名のほうが知られています。

ユネスコに指定された古代京都の歴史的建造物の一つである京都の金閣寺は、このユニークなスタイルの中で最も重要なもののひとつです。
金閣自体は、応仁の乱で他のすべての建物が消失する中、1950年放火で失われるまでは生き残った複合施設内の唯一の建物でした。現在の金閣は、元の計画に基づいて1955年に再建され、1984年には、元のものが少し腐敗していると判明したため、新しい金箔が施されました。3階は、伝統的な禅の様式で建てられ、より宗教的な雰囲気を与えています。黄金の寺院は建物自体を反映する特定の機能を備えた鏡池の上に建てられています。
金閣寺の庭園は、極楽の記述に基づいて建てられており、風景や建築物を芸術的に統合することを目的とした室町時代の庭園デザインの完璧な例にもなっています。

黄金に輝く三層立ての舎利殿「金閣」と、その姿が浄土庭園式の「鏡湖池(きょうこち)」池畔に移される姿は、春夏秋冬いつ見ても非常に美しい眺めです。ちなみに誰もが知るこの神アングルが撮影できるあたりは、カメラを構えた人々で溢れて場所の取り合いになりますので、少しでも落ち着いて写真を撮りたいというかたは平日の一番に行きましょう。それでも混んでるときは混んでいます。

夏の金閣
夏の金閣

金閣寺の伽藍について

三層建ての舎利殿は、初層が寝殿造りの「法水院」、二層が武家造りの「潮音洞」、三層が唐草様の「究竟頂(くっきょうちょう)」とそれぞれ呼ばれています。上の二層に金箔が施されているおり、究竟頂には阿弥陀三尊を安置されています。

金閣寺には、一説には弘法大師空海が彫ったともいわれる秘仏の石不動明王をお祀りしている「不動堂(ふどうどう)」があります。秘仏は通常一般非公開ですがお参りはできます。また北側には「夕佳亭(せっかてい)」と呼ばれる茶室があり、茅葺き屋根や南天の床柱が有名です。

三島由紀夫の小説のモチーフにもなった1950年の金閣学僧放火事件で消失するまで、金閣は当時のまま残されていました。現在のものは1955年に再建されたものです。

不動堂
不動堂

金閣寺の詳細情報、アクセス、地図

金閣寺周辺には駅はないため、最も簡単なアクセスはバスに乗ることです。京都駅から一本で来れますが、非常に混雑していたり、渋滞もあるので、京都駅から地下鉄で北大路駅に行ってそこからバスに乗るという選択肢もあります。

住所:京都府京都市北区金閣寺町
電話番号:075-461-0013
拝観時間/営業時間:9:00〜17:00
拝観料・料金:400円
公式サイト

バス

:京都市北区金閣寺町市バス「金閣寺前」「金閣寺道」

地図

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