化野念仏寺(あだしのねんぶつじ)

化野念仏寺

化野念仏寺の歴史と見どころ

8000体もの石仏が並ぶ無常の地へ
「化野念仏寺」は空海がこの地に如来寺という寺を建てて、その後法然上人の上念仏道場となり、現在は華西山東漸院念仏寺という浄土宗のお寺です。化野と書いて「あだしの」と読みます。あだしのとは「無常の野」、この世の儚さを表す言葉。ここ化野は遠く昔から亡骸を風葬にする場所で、空海上人がその屍を集めて供養しました。

 

化野念仏寺西院の河原
「西院の河原」

 

風葬から土葬への移り変わりとともに、故人を偲んで石仏や石塔が作られるようになり、それらが長い年月をかけて無縁仏となり散乱、埋没していたのを明治期に地域の人々によってきれいに並べられました。出土した約8000体もの石仏、小石塔の多くは室町期のもの。毎年8月23、24日には石像にロウソクで火をともしともらう「千灯供養」が行われます。

何千もの石が並ぶ嵯峨野の風景は、まさに諸行無常を感じる場所です。

 

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化野念仏寺の石仏
無縁仏が並ぶ

 

化野念仏寺の詳細情報、アクセス、地図

住所:京都府京都市右京区嵯峨鳥居本化野町17
電話番号:075-861-2221
拝観時間/営業時間:9:00-17:00 (3月と6-9月、〜16:30)
9:30-15:30(12-2月)
拝観料・料金:500円

化野念仏寺への行き方

バスで:京都バス72系統で「鳥居本」下車徒歩3分
地図:

 

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