六道珍皇寺(りくどうちんのうじ)

六道珍皇寺の歴史と見どころ

オカルト心をくすぐる「あの世」へ通じる井戸

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「六道さん」の名で親しまれる「六道珍皇寺」には、「あの世」への入り口とされる井戸があります。

そもそも六道珍皇寺は、弘法大師空海の師である慶俊僧都(きょうしゅんそうず)が創建した臨済宗のお寺なのですが、境内にはその名も「閻魔堂」といわれるお堂があり、「閻魔王座像」と「小野篁立像」が安置されています。閻魔王は、そのまま閻魔様ですよね。では、小野篁って誰でしょう?

小野篁(おののたかむら)は平安時代の貴族なんですが、いろいろ能力に優れていた人とされ、だからなのか知りませんが、夜な夜な井戸をくぐって冥府に赴き、閻魔大王の補佐をしていたという突拍子もない逸話が残されています。その、小野篁が毎晩通っていた井戸というのが、この六道珍皇寺にあります。行きと帰りで道が違っていて、行きにあたる井戸は(普段は非公開ですが)現存し、帰りの井戸の跡も、数年前に境内の近くで発見されました。

六道珍皇寺の門前は「六道の辻」と呼ばれ、現世とあの世を分ける場所、冥府への帰路といわれています。

六道珍皇寺
門前。恐い感じはないです。

8月7日から10日のお盆の時期には冥土の霊を迎え入れる「六道まいり」が行われています。

六道珍皇寺
お庭もあります。

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六道珍皇寺の詳細情報、アクセス、地図

住所:京都府京都市東山区大和大路通四条下る4丁目小松町595
電話番号:075-561-4129
拝観時間/営業時間:
拝観料・料金:無料
公式サイト

バス

:市バス206,80,207番「清水」より 徒歩5分

地図

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