わら天神宮(わらてんじんぐう)

わら天神宮

わら天神宮の歴史、見どころ、御利益

縁結び・安産・子授け・子育ての神様

「わら天神宮」は、一夜にして瓊瓊杵命との間に子を身籠り、炎に包まれる中でも無事に子を産んだという伝説のある木花咲耶姫(このはなさくやひめ)を祭る、安産・子授け・縁結びの神様です。その歴史は古く、平安時代より前とされます。もともとは今の鹿苑寺(金閣寺)の場所にありましたが、室町時代に足利義満が別荘の「北山殿(きたやまどの・後の鹿苑寺)」を作るにあたってすこし南に下がった今の場所に移設されました。

もともとはただ「天神宮」と称していましたが、神事に使うわらの籠から抜け落ちたわらを妊婦さんがお守り代わりに持ちはじめたことから、わら天神宮 と呼ばれるようになりました。

赤ちゃんの性別が占えるという安産守りも

現在までその風習は続き、中にわらを詰めた安産守りが人気です。このお守りには「中に入っているわらに節があれば男の子、なければ女の子が生まれる」というちょっとおもしろいジンクスがあります。

わら天神の九ヶ月九日詣とは

妊娠した女性が安定期に入る5ヶ月目に神社をお参りするという風習は全国的にあるかと思いますが、こちらのわら天神宮では加えて「九ヶ月九日詣」というものがあります。「く(苦)をこ(超)える」で9ヶ月9日だそうで、妊娠9ヶ月目の9のつく日にお参りします。すると出産予定日の一週間前から二週間にわたり、妊婦さんのお名前を読んで安産祈願をしてくださるということ。

妊娠後期はいずれくるその日に向けて不安も多い時期ですから、わら天神さまが毎朝神様にお祈りしてくれるっていうのはさぞかし心強いことだろうと思います。

わら天神宮の詳細情報、アクセス、地図

 

住所:京都府京都市北区衣笠天神森町
電話番号:075-461-7676
拝観時間/営業時間:8:30〜17:00
拝観料・料金:無料
公式サイト

わら天神宮への行き方:

バス

:市バス50・101系統30分、わら天神前より徒歩すぐ

地図

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